免許証

デジタル化の一環として、2026年に免許証の情報をマイナンバーカードのICチップに登録して一体化をすると表明しました。

国は以前からマイナンバーカードの発行に力をいれ呼びかけをおこなっており、マイナポイントなどで発行数も増えてきています。

日本人の約8000万人が持っている運転免許証とマイナンバーカードが一体化するとなると、それに伴いマイナンバーカードの発行数も増えるという思惑もあるのだと思います。

では、国民にとって免許証とマイナンバーカードの一体化がどのようなメリットがあり、そしてどういったデメリットが考えられるのかを調べてみました。

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免許証とマイナンバーカードの一体化のメリットとデメリットを調べてみた

国としてはマイナンバーカードの発行を促進したいという考えがあると思うのですが、私たち国民としても何かしらのメリットがないと何のために一体化するのかがわからないので、まずは免許証とマイナンバーカードの一体化のメリットを見ていこうと思います。

免許証とマイナンバーカードの一体化のメリット

免許更新が全国どこでもうけれるようになる

今までは住民票のある、各自治体でしか免許証の更新ができなかったのですが、デジタル化に伴い免許更新が全国どこでもうけれるようになるとの事です。

これに関しては、わざわざ別の県で申請したいとい人はいないと思うのであまり恩恵はないかもしれませんが、例えば長期出張などと免許更新日が重なってしまったという方などにはメリットかもしれませんね。

https://twitter.com/uedazz/status/1317042693126549506?s=20

全国どこでもできるのはメリットはあってもデメリットはないのでいいですね。
また、こんな意見もありました。

こういった意見も取り上げられて改善されるといいですね!

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免許証とマイナンバーカードを別々に持たなくていい

今後はマイナンバーカードを、必ず持たないといけないようになってくると考えられるのですがその際に、マイナンバーカードと免許証を別々持つことになると、かさばって邪魔になりますよね。

最近では携帯のケースに必要なカードだけ入れて財布を落ち歩かないという方も増えている時代です。

そういった場合に2枚カードがあると邪魔ですが、マイナンバーカードのICに免許証が紐づけられていれば1枚で済むのでメリットと考えられます。

反則金の支払いを、コンビニやオンラインクレジット払いで出来るようになる

これは反則金が発生している時点で良い事ではないんですが、今は郵便局や銀行でしか支払いができない反則金を、コンビニやオンラインクレジットで支払いできるようにするというものです。

私も何度か交通違反で捕まってしまい、反則金を支払いに行ったことがあるんですが、郵便局や銀行だけだと待ち時間が長くて凄く不便と感じたことがあります。

なので、無いに越したことはないですが、もし反則金を支払わないといけない場合は、コンビニやオンラインでの支払いが可能になればとても良いメリットだと言えます。

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住所変更などの個人情報変更や、再発行手続きがオンラインで出来る

もし引っ越しをして住所が変わったり、結婚をして名前が変わったりした場合、今までは役所と警察の両方に届け出が必要だったのが、免許証とマイナンバーカードが一体化してすることによって、楽になるようです。

役所に住所や名前が変わったことを申請すれば、マイナンバーカードのICに情報が登録される免許証も同時に変更されるという事ですので、このメリットは手間がはぶけてとても助かります。

そして、その変更手続きもオンラインで出来るようになれば、わざわざ役所で長時間待ってという負担もなくなるのでありがたいですね。

免許証とマイナンバーカードの一体化のデメリット

これだけ見ると今まで手間だったことが改善され、とてもメリットがあると考えられるのですが、免許証とマイナンバーカードの一体化のデメリットというものは存在するのか調べてみました。

無くしてしまった時に何もできなくなる

これに関しては、免許証単体でも同じかと思うんですが、マイナンバーカードには免許証だけでなく、保険証や銀行口座情報などが一体化されていくようになります。

今後そのほかの情報なども一体化されることが考えられるのですが、そうなるとマイナンバーカードを使う機会という事が増え、それによって紛失の機会も増えてしまう事が懸念されます。

もし病院に行ったときに保険証として提出をして、受け取った時に落としてしまって、車まで運転できないといった事になるのではないかというデメリットが考えられます。

個人情報の漏洩

こちらが一番恐ろしいのですが、マイナンバーカードに色々情報をまとめてしまった時の情報漏洩です。

SNSなどでもそういった事を心配する声が非常に多く上がっていました。

確かにこの点が一番怖いデメリットですね。

発表では『個人情報やプライバシーの保護のため、警察が運転免許に関する情報以外にはアクセスできないようにする』という事が言われていましたが、保険証や銀行口座の情報まで詰まったものがもし何かしらで漏れてしまったら、すべてが紐づけされてしまって大変な事になります。

今の時代、安全とされていた銀行からもお金が不正引き出しされるといった事も起きているので、そのあたりは確実に大丈夫なのか?もしもの事が起こったらどういった保証をしてくれるのか?などといった決め事は欲しいなと感じます。

【まとめ】免許証とマイナンバーカードの一体化のメリットとデメリットを調べてみた

免許証とマイナンバーカードの一体化のメリットとデメリットを調べてみるとメリットととらえる意見と、デメリットととらえる意見がありましたね。

すこしまとめてみます。

メリット

・免許更新が全国どこでもうけれるようになる

・免許証とマイナンバーカードを別々に持たなくていい

・反則金の支払いを、コンビニやオンラインクレジット払いで出来るようになる

・住所変更などの個人情報変更や、再発行手続きがオンラインで出来る

デメリット

・無くしてしまった時に何もできなくなる

・個人情報の漏洩

こうやってみるとメリットの方が多いように見えますが、デメリットの個人情報漏洩はそのすべてを吹き飛ばすほど恐ろしいものに感じます。

このあたりの対策などがしっかりされてからでないと怖いという意見も非常に多かったので、しっかりとした対策をとっていただいて、安心して使えるような正式な発表を期待したいですね。

菅政権では、携帯料金などに関しても値下げを呼び掛けており国民の興味を集めていますね。
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