ロイジョーンズ・ジュニアは、アメリカ合衆国フロリダ州出身のボクサーです。
ミドル級でデビューし、そこから『ミドル』『スーパーミドル』『ライトヘビー』『ヘビー』の4階級制覇を成し遂げた超人ボクサーです。
そんな素晴らしい戦績を順を追ってみていこうと思います。
ロイジョーンズJr(ジュニア)の戦績
アマチュア時代
ロイジョーンズ・ジュニアは、アマチュア時代に121勝13敗という戦績を残しています。
そして、アマチュア時代で一番印象的な場面と言えば、1988年12月2日、19歳の時に『ソウルオリンピック』でライトミドル級に出場しています。
決勝まで進んだロイジョーンズは、決勝戦で地元韓国の朴時憲と対戦します。
試合は終始ロイジョーンズが圧倒して、2度のダウンを奪い有効だも86対32と文句のない内容だったのですが、なぜか判定で敗れました。
当然のようにロイジョーンズは勝ちを確信していましたが、ありえない判定に泣き崩れ、記者会見でも泣きながら
「盗まれた金メダルを返してほしい」と訴えました。
後の調査で韓国サイドによる審判の買収が発覚しました。
この事件からアマチュアボクシングの採点システムが見直されることとなりました。
プロデビュー
1989年の5月7日、20歳の時にプロデビューをしました。
プロでの戦績はこちらです
総試合数:75
勝ち:66
KO勝ち:47
負け:9
引き分け・無効試合:0
上記のような素晴らしい戦績を残しています。
ロイジョーンズの持ち味は重量級とは思えないスピードと、的確に急所を打ち抜く正確性にありました。
両手を後ろに組み相手のパンチをことごとくかわすパフォーマンスは見ていてとても気持ちがよかったです!
世界初挑戦は、1993年の5月、24歳の時でした。
当時空位だったIBF『ミドル級』王座をかけて戦い、僅差の判定勝利でベルトをてにしました。
翌年の1994年11月には『スーパーミドル級』での世界王座に挑戦。大差での判定勝利で2階級を制覇しました。
1996年11月には『ライトヘビー級』の王座を獲得し怖いものなしの彼でしたが、翌年の1997年3月のライトヘビー級王座初防衛戦で事件がおきます。
プロ初黒星は反則負け!?
破竹の勢いで3階級制覇を成し遂げたロイジョーンズですが、ライトヘビー級の初防衛戦でなんとプロキャリアにて初黒星を経験してしまいます。
試合内容はロイ優勢で進んでいたのですが、9ラウンドに相手選手からダウンを奪うと、勢いでダウン中の選手を殴ってしまい完全にノックダウンさせてしまいました!
これは完全に反則行為とみなされ失格負け、王座陥落となってしまいました。
同年1997年8月に※ダイレクトリマッチを行い、開始早々1ラウンド18秒に左フックだけで相手をロープに吹っ飛ばしダウンを奪います。
そして1ラウンド2分31秒で圧倒的な力の差でKO勝利し、ライトヘビー級王座を奪還しています。
王座陥落後に他選手との試合を挟まずに即再選をすること。
原則は禁止されているが、判定が微妙だったりなどで特例的に1試合のみ認められる場合がある。
ヘビー級への挑戦~全盛期の動画
そしてそれから6年が経った2003年、いよいよロイは『ヘビー級』へ挑戦します。
その時のヘビー級王者ジョン・ルイス、体重は103kg
対するロイジョーンズは88kg
格闘技でこれだけ体重差があれば体のつくりが全く違い、圧倒的に不利になる場合が多いのですが、ロイは持ち前のスピードで相手をほんろうし、3-0の判定で完全勝利!
見事ヘビー級王座を獲得し4階級制覇を成し遂げます!
この記録は1897年にボブ・フィッシモンズが打ち立てて以来なんと106年ぶりの快挙でした。
それからはライトヘビー級に戻ったロイですが、今までの輝きが嘘のように苦戦を強いられます。
一度ヘビー級の体を作りライトヘビー級に行ったため、筋肉を脂肪に変えてそこから体重を落とすなど、無理な体つくりが祟ったと言われたりしています。
3連敗を2度経験するなどして、2018年の2月に引退をしました。その時なんと50歳の時でした。
VSマイク・タイソン
周囲から心配されつつやっと50歳で引退したロイですが、1夜限りではあると思いますが、なんと復帰をします。
しかもその相手はボクシングを知らない人でも名前は知っているであろう『マイク・タイソン』です。
ヘビー級の生きる伝説ですね。
そんなマイク・タイソンも現在54歳、対するロイジョーンズは51歳。
通常はボクシングをする年齢ではないですが、この超人2人なら面白い試合を見せてくれるのではないでしょうか。
この奇跡の対決はボクシングファン、格闘技ファンは必見ですね!
そういえば、10月31日に井上尚弥の試合が決まりましたね!
それについても書いていますでの是非一緒にご覧ください!
※追記 井上尚弥VSジェイソンモロニーの試合が行われましたね。
結果は予想通りの井上の圧勝でした。
まさにモンスターです!
そしていよいよマイクタイソンVSロイジョーンズの試合が近づいてきました。
マイクタイソンはどうやら本気のようで・・・。
とても54歳と思えない体を作ってきています。
11月28日の試合は絶対に見逃せませんね!
井上尚弥vsジェイソン・モロニーの予想と分析負ける可能性はあるのか?