ミサイル

北朝鮮がミサイル打ち上げ実験をしましたとか、新型のミサイルを公開しましたというようなニュースをよく耳にしますよね。

隣国といっても約1000km離れていますが、実際にそのミサイルって日本まで届くのでしょうか?

実際に届くとなるととても恐ろしいので、今回北朝鮮が公開していた2種類のミサイルの、新型ICBMと新型SLBMの射程は日本まで届くのか、そしてもし届いたら威力はどれくらいあるのかを調べてみました!

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ミサイルの新型ICBMの射程は日本まで届くのか威力はどれくらい

最近もニュースで北朝鮮がミサイルの新型ICBMと新型SLBMを公開しましたというものを見かけました。

実際に新型ICBMと新型SLBMというミサイルの射程は日本まで届き、威力はどれくらいあるのかを一つずつ見ていこうと思います。

ミサイルの新型ICBMの射程はどれくらいか

このICBMというミサイルの名前は昔からよく耳にしますが、いったい射程はどれくらいあるのでしょうか。

このICBMという名前を日本語に直すと少しわかりやすくなります。

ICBMは日本語で『大陸間弾道ミサイル』と言います。

この大陸間という言葉でわかる通り、海を隔てて大陸を移動できるミサイルの事を言います。

一応このミサイルが開発された当時に決まった、数字としての定義もあって、『アメリカ合衆国本土の北東国境と、ソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離の、5,500km以上』の距離を移動できるものを大陸間弾道ミサイル、ICBMと呼びます。

この時点でお分かりいただけたと思うのですが、北朝鮮から1000kmしか離れていない日本は北海道から沖縄まで日本全土がICBMの射程に入ります!

ICBMの射程は日本まで届きます!

そして今回は”新型”ICBMという名称になっています。

時事通信:北朝鮮ICBM発射実験

北朝鮮からはその性能については発表がないのですが以前、北朝鮮が最後に開発したICBM『火星15』の射程が約13,000kmと言われており、それを上回ると考えられています。

そうなってくるとアメリカ全土も射程圏内になるので、世界中から注目されています。

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ミサイルの新型ICBMの威力はどれくらい

ミサイルの新型ICBMの射程は日本まで届くのかを調べたところ、日本全土が射程に入ってしまうという事がわかりました。

では、あってはならないことですが、もしもその新型ICBMが日本に落ちたらどうなるのでしょう。

ミサイル、新型ICBMの威力はどれくらいかを調べてみました。

それを説明するにあたって少しミサイルの構造の説明が必要になるのですが、あのテレビでよく見るロケットみたいなミサイルですが、簡単に言うと下の方が砲台で、先っちょのほうが爆弾になっています。

爆弾を積んだロケットを上空高くに飛ばして、爆弾を飛ばしたい方向に向けてはなって、下の燃料部分がなくなったら切り離され、最後は先端の爆弾部分だけが目的地に飛んでいくような感じですね。

その先端の爆弾の部分を核弾頭というのですが、その核弾頭にどんな爆弾を積むかで威力は変わってきます。

昔はその核弾頭に一つの爆弾を積んでいて一か所を狙うという感じでしたが、最近は技術の進歩により爆弾の小型化に成功しており、複数の爆弾を積むことができます。

それにより、一つのミサイルで複数の目的に爆弾を落とす事が可能です。

現在の北朝鮮のミサイルは、爆弾部分の公表はされていないのですが、以前ロシアが発表した爆弾の威力は、40メガトン(広島に使われた原爆の2000倍もの威力)と言われています。

この威力は1発でフランス全土を吹き飛ばせる程の威力で、面積だけで言えばフランスの半分くらいしかない日本は消えてなくなってしまいます。

技術力の問題で北朝鮮の爆弾はここまでの性能はなく、広島の原爆の約2~3倍程度ではないかと言われていますが、それでも一発で致命的な威力になります。

ミサイルの新型SLBMの射程と威力はどれくらいか

北朝鮮が公開したもう一つのミサイルの新型SLBMの射程はどれくらいなのかを見ていこうと思います。

こちらのSLBMというミサイルは、主に潜水艦に搭載され、海中から上空に向かって発射されるミサイルです。

日本語名だと『潜水艦発射弾道ミサイル』と言います。

2019年に北朝鮮がSLBMの発射実験を行っており、その時の推定射程は約2,000kmではないかと言われています。

射程13,000kmのICBMより短く見えますが、この射程でも日本は射程圏内です。

そして前回のSLBMを改良されて作られたとみられている新型SLBMなので、間違いなく性能は向上しているはずです。

このSLBMのメリットですが、ICBMなどの陸から発射するミサイルは、衛星などによっていつ発射されるのかが推測できるのですが、海中の潜水艦から発射されるSLBMは予測が非常に難しいという事です。

時事通信:北朝鮮SLBM発射実験

こちらは以前北朝鮮が発射実験を行った際の動画になります。

これには核弾頭が搭載されていないので爆発することはありませんが、日本の排他的経済水域に落下したと言われています。

このSLBMの威力なんですが、上記のICBMと同じように、搭載される核弾頭によって変わってきます。

高威力の核弾頭一つが積まれればその威力は絶大なものですし、複数の核弾頭を一度に積んで、複数の目的地に広島で使われた以上の威力の爆弾を落とすこともできます。

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日本はミサイルの新型ICBMとSLBMを打たれたら迎撃できるのか

もしも日本が新型ICBMやSLBMの標的にされてしまったら、日本は指をくわえて見ていることしかできないのでしょうか?

ICBMやSLBMは迎撃できるのでしょうか。

日本には海上にイージス艦という防衛艦と、地上にミサイル迎撃システムのPAC3というものが配備されています。

こちらの目的は、日本がミサイルの対象になった場合にそのミサイルを打ち落とすシステムです。

もしミサイルが発射されたら、イージス艦対空ミサイルで迎撃し、もし撃ちもらしたら地対空ミサイルのPAC3で迎撃するという2段構えになっています。

一件2段構えで万全の体制のように思えるんですが、専門家からは今の状況では対処できないとの声が多く上がっています。

  1. 相手のミサイル数に対して対空ミサイルの数が全く足りない。
  2. 近年のミサイル技術の性能に追いついていない。

の相手のミサイル数に対して対空ミサイルの数が全く足りないですが、イージス艦一隻に搭載されている迎撃ミサイルは、8発とされていて、もしもを考え1発の弾道ミサイルに対して2発発射されるして、1隻あたり4回。

日本のイージス艦の総数は8隻なので、すべてのイージス艦を合わせて対応できるミサイルの数は32発です。

それに対し、北朝鮮のミサイルの発射器の数は250前後と言われています。

もし同時に発射されることがあればどうやっても対処できないですね。

の近年のミサイル性能に追いついていないですが、最近は中国やロシアなど、軍事力強化に力を入れていて、数々の最新鋭兵器が製造されています。

ミサイルではマッハ5の速度で飛翔する『極超音速ミサイル』というものが開発されています。

マッハ5というと、時速6120kmで秒速にすると、1秒で1,7km進みます。

もし北朝鮮から日本に向けてこれが発射されれば約10分ほどで到達します。

上記の理由で今の日本の装備ですべてを迎撃するのは難しいと言われています。

【まとめ】ミサイルの新型ICBMとSLBMの射程は日本まで届くのか威力はどれくらい

北朝鮮が発表したミサイルの新型ICBMとSLBMの射程は日本まで届くのか、威力はどれくらいなのかを調べてみました。

その結果はとても恐ろしいものでした。

ミサイル1発で一つの国を消してしまうほどの威力なんてちょっと想像もできませんか、実際に開発されているんです。

射程もほとんどの国を射程圏にとらえる程の射程があり、どうやっても逃れることはできません。

そして迎撃システムと呼ばれるイージス艦などもあまり役に立たないとの意見を見てゾッとしました。

とにかく願う事は戦争のない世界です。

今開発されている兵器が実際に使われてしまったら、地球そのものが危ないともいわれています。

世界はこぞって兵器を開発するのではなく、兵器を手放す方向へ動かなければなりません。

すぐには難しいのかもしれませんが、世界中が手を取り合って助け合う時代がくるのを願いたいと思います。

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