日韓国旗

8月、夏の風物詩となりつつあるGSOMIA ジーソミア問題。

今年も韓国が延長せず破棄しますよーって言ってますね。

ニュースでよく耳にするけどイマイチ意味が分からない、何の頭文字の略語なの?という方は一通り目を通してみて下さい。

読み終わるころには疑問が解決されているはずです。

スポンサーリンク

GSOMIAは何の略?

GSOMIAは英文の単語の頭文字をとって略された言葉になります。

  • General(一般的な)
  • Security(安全保障)
  • Of(の)
  • Military (軍事的)
  • Information (情報)
  • Agreement(契約)

これを略したのがGSOMIAになります。なんーとなく雰囲気はわかりますよね。いや、やっぱわからないですね。

日韓で交わされたのは日韓秘密軍事情報保護協定で正式名称は『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』となります。

第三国への漏洩を防止するために2016年に締結した軍事情報包括保護協定です。

なんか漢字にすると余計に頭がパンクしそうになりますね!

わかりやすくこの意味を説明していこうと思います。

GSOMIAの意味は?期限は?

上記のように漢字を並べても雰囲気はなんとなくわかりますが、実際の深い意味まではわかりにくいと思うので解説していきます。

日本と韓国間で結ばれたGSOMIAの一番の目的としては、北朝鮮のミサイル問題が1番の目的と考えられます。

実際に締結されたのは北朝鮮が何度もミサイルを発射していた2016年の11月23日です。

簡単に言えば日本と韓国で情報を共有して、諸外国の危険な軍事行動に一緒に対処していきましょうというものです。

このGSOMIAは1年ごとに自動更新される仕組みになっており、もし更新しないで破棄をする場合は3か月前に申告が必要という事で、毎年この時期に話題になっているという事ですね。

スポンサーリンク

もしもGSOMIAがなかったら?

GSOMIAは日本と韓国間で締結されていますが、日本と韓国それぞれでアメリカとも締結されています。

そして、各国の秘密の情報はアメリカのシステムに登録されています。

そのシステムに登録された情報を両国が見れるようにしたのが日韓のGSOMIAだという事です。

ちなみに『情報を提供された国は、入手した国の許可無く、第3国に情報を提供しない』という厳密なルールが存在する。

そういった情報を元に、もし日韓両国がアメリカとだけGSOMIAを締結し、日本と韓国自体でGSOMIAを締結していない状態であれば、下記のような不都合が現れる。

GSOMIA
もしも北朝鮮からミサイルが発射されたとする

・その情報を日本がいち早く察知した場合

・その情報が即座にアメリカに伝わる

・アメリカはその情報を韓国に伝えないといけないが、入手した国の許可無く、第3国に情報を提供しないというルールがあるので、韓国にその情報を提供してもいいか確認をしないといけないというタイムロスがでてくる。

・正確な情報を受け取るのに時間が掛かるため、危険にさらされる。

とても簡単に言えばこんな感じでしょうか。

両国がアメリカとだけではなく、日韓の当事者同士でGSOMIAを締結していれば、第3国に伝わる恐れがなくなるため、自由に情報を共有できるためタイムロスがなくなるんですね。

実際にGSOMIAが破棄されたら日本はどうなる?

正直GSOMIAが破棄されたら日本にとってデメリットしかないと思います。

しかしそれは韓国にとっても同じことです。

特に韓国にとって北朝鮮は因縁深く、もっとも注意をしなければならないとこです。

もしも破棄されたら北朝鮮だけではなく、ほかの諸外国も喜ぶところがありそうですね。

予想ではありますが、アメリカが仲介に入っていることを考えると、両国だけの意地の張り合いだけで済む問題ではないので、破棄されることは無いとは思いますが・・・。

個人的な意見としては、手を取り合って平和にやっていくことを願っています。

スポンサーリンク